ゴールデンウィーク初日に、尼ロックの一般公開が予定されています
尼崎市を津波や高潮から守る拠点として重要とされている(尼崎閘門:あまがさきこうもん)、通称「尼ロック」の防災展示室が、ゴールデンウィークになると一般公開されるので要注目です。
通常の見学は、平日のみ団体さんだけを対象に予約受付している場所なので、なかなか行く機会がない場所なんですよね。一般効果は2014年から始まって、今年は4年目です。
「閘門」というのは河川や運河などの水路を船で通行させるための施設のことで、世界的にはパナマ運河が有名ですよね。
写真は2006年に撮影したものなので、ちょっぴりノスタルジックな道路標識です(汗)
開催日と時間、内容など
2017年4月29日(祝)~5月7日(日)のゴールデンウィークは、毎日、一般公開されています。入場無料で、事前予約なしでOK。
受付時間は10:00~16:00です。
内容は、大型展示装置やパネル、模型などといった感じ。でも、南海トラフ地震が起こったとき、尼ロックは津波の防災拠点とされているので、どんな態勢になっているのか見学しておけば、いざというとき避難の際に役立ちそうです。
実際、阪神・淡路大震災のときは、地震の衝撃で閘水門の前後の扉とも開いた状態になってしまった尼ロック。
当時宿直は2人しかいなかったれど、職場に近い職員がかけつけたこと、そして震災の前年に完成した第二閘門には耐震設計がされていたので、沈下などの被害を受けつつも地震発生の約20分後には後扉の閉鎖をすることができたこと、さらには送電が比較的早く回復したことで、排水ポンプを継続運転することができたことなどなど、数々の偶然が重なって、尼崎のゼロメートル地帯の水没を避けることができたという、かなりシビアな経験を持っているので、地震被害に関心のある人には参考になると思いますよ。
それから、ちょっと注目なのは、閘門を通行する船を展望デッキから見ることができます。
どれくらいの頻度で船が通行するのかはわかりませんが(汗)海でのんびり過ごすゴールデンウィークもちょっとよさそうです。
特典
開催中は毎日、先着10名&小学生以下の人全員にオリジナルグッズのプレゼントがあるみたいです。
4月29日はイベントあり
4月29日は1日限定で「尼ロックフェスティバル」が入場無料で開催されます。
受付時間は、一般公開と同じ10:00~16:00。
参加無料のイベントが開催されるので、家族で楽しむならこの日がいいかも。
・【バックヤードツアー】配水ポンプや可動橋の上などを職員の案内で特別見学(約30分)(計5回実施)
・津波防災インフラ整備事業、フェニックス共催のPR
・あにあん倶楽部 フォトコンテスト受賞作品の展示
現地までの行き方
無料の駐車場があるけれど、14台しかスペースがないので、公共交通機関を利用するのがいいですよ。
マイカーで行く場合は、五号橋線(県道尼崎港線)を南下、「清掃局第2工場前」交差点の手前100mで右側側道へ。尼ロックの西側からは入ることができないので、東側の道路を目指すのがおすすめ。
電車・バスは阪神尼崎駅(南)から阪神バス70系統に乗車(所要6分) 「東海岸町」バス停を下車、西へ徒歩5分です。
※尼ロックの一般公開は7月1日~8月27日の土・日・祝日にも予定されているので、ゴールデンウィークに予定がつかない人は夏休みを狙うのもおすすめです
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